子どもが自分の事を自分でやらない?それは親が代わりにやってしまっているから。

私には毒祖母がいる。

毒父もいる。多分母も毒を持っている。

 

私の家族は自分の問題を自分で解決するという

考え方を持っていない。

 

人は皆、現在(いま)の自分の課題を持っている。

そのハードルを乗り越えなければ

次のハードルは決して見えて来ない。

 

しかし、私の親は、そのハードルを決して

超えさせることはしない。

ずっとおんぶに抱っこでは人は成長しないのに。

 

私の弟は、お金の管理や、手続きなどをきちんと出来ない。

それはきっと、弟の課題だ。

(本人も気にはしている。)

 

それを、私の父は、一生懸命先回りして

困ったことが起こらないように

やれることはやってあげたりする。

だから、弟は困らない。

 

それは本当にありがたいことだろうか?

 

先日も、弟が転職した際、税金を手払いで収めなくては

いけなくなった。

支払い期限がある為、父は焦りだした。

手数料が増えると。

 

そして父は、払ってあげていた。

お金は父に返す親ローンだ。

車のローンに含め、弟の親ローンはそんな形で

どんどん増えていく。

 

別に利子があるわけでもない。

期限もない。

困ったことがあれば父がやってくれる。

 

今、弟が乗り越えるべきハードルを父が

取っ払う事によって、さらに大きなハードルが

現れた時に困るのは、弟だ。

 

親はずっと生きてはいられない。

〝魚をとってあげるのではなく、

魚のとり方を教えてあげる〟のが真の親の在り方。

 

弟は困ればいいのだ。

これは冷たいとか突き放している訳ではなくて、

弟が成長するために。

 

手数料を払わなければいけなくなったら、

払えばいい。

痛みを伴った時にこそ、人は成長できる。

 

「困った時こそ、学ぶ時。」

斎藤ひとりさんの言葉。

人が困っていたら、放っておこう。

 

それは、優しさじゃないと気付いたから。